平成27年度所感

合掌

謹賀新年あけましておめでとう御座います。

平成27年早くも流水去りて帰らずの時、今私は更生の灯を片手に人間として生まれて来た限り、何か世の為に、人の為に、自己の為に、尽くさなければならない、聖賢の幸福論を覚えるものである。人が幸福に生きるのには、道とは何か大いなる大宇宙の意、ダーマの意志をみる思いがする。犯罪者が刑務所に入所し囹国の身、時想うこと、いつも今度こそと罪を犯してはならないと悔悟する。

「子曰く、予言うこと無からんと欲す」子貢曰く、子如し言わずんば、則ち少子何をか述べん子曰く、天何をか言うや、四時行われ百物生ず。天何をか言うや。」

孔子は、天は私達に何を言っているか考えてみなさい。春夏秋冬の四季は巡っているし、万物は自ら成長しているのではないか、人間ならば愚を改めるのに成長はない。天は私達に更生の光を与えているのだ。自分自身の心を見つめ言葉だけではなく幸せな人生を送る為の天の働きと捉え、天地自然の声に耳を澄ませて見て下さい。そこに更生の灯りが見えます。

 現代の若者は、何かすべて損得を基準に生きている。表社会・裏社会・良く言えば経済を優先していると言えば聞こえはいい。しかし、日本人の美徳が失われていっている事を誰も気がつかない。私達は、天に徳を積むべき事を忘れようとしている。自己を生かす活かす道があるので、生き方を運命に、誇り高き道を目指そうではないか。  

良甫は言った!「賞なしとも怠らざるは、上を敬い仕うるの礼なり。これは人のみ

仕うるにあらず。我が天道に仕うる冥理と心得、なるだけの実意を尽くすは信を守るの至りなるべし。」人間生涯をかけて、自分を完成させていくのが修養であり、私達、犯罪更生者の道程りでもあります。古人・偉人達は今なお現代の若者達に教えてくれるのも畢意の事である。


本年も、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

平成二十七年土器川より、讃岐富士を見つめし本年の愚生の想いである。

                            西山 俊一郞

 

 

 

 

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