四国の外周を一廻りするように、四国四県にはお遍路の道があります。
この四国霊場88箇所霊場まわりの道は、弘法大師によって1200年前につくられました。行く場を失った人達、人生の再起や更生を心に誓った人達がたくさん訪れたはずです。肉体的・精神的にも極限状態に置かれながら、救いを求めて遍路道を一歩一歩ふみしめて歩いた事でしょう。四国と言う地と、そこに住む人達には、
『おせったい』と言う遍路者への無償のもてなしの習慣があります。
弘法大師生誕の地・善通寺に生まれた幸せ、おせったいの精神を、私は形にしたいと思っています。それは、社会から疎外された人達を有用な人物に変える研修道場を造る事です。その道場たる『新寮』建設地の与北町は、来訪者歓迎の言葉が町名になった場所です。
「お遍路さんよく来た→ようきた→与北」
天が私に不思議なる運を与えようとしております。
与えられし天令の尽きる迄、我は天に与えられし使命を尽くす也。
合掌
合掌
讃岐平野に、桜花山野満つつ春のお訪れを匂いあふれる如く、厳しかった厳寒の冬を忘れさせてくれます。春一番の吉風が、我が町、弘法大師空海生誕地・善通寺に一人の青年が訪れました。
「遠方より 朋来る」
常に、日本青少年更生社のホームページを悉に開いて、犯罪更生社保護運動に共鳴共感を得たとや、神戸市在住の岸本 怜 君(三十三歳)であります。
正に、森羅万象、神々の天啓の申し合せ、一期一会の道縁が生まれたのです。
私にとって横浜支局長 大塚光晴君との法縁も然り、喜びの念を感じ得たのです。
その想いを更生社一門の成とし、その想いを強めたもので御座います。
今、天命が動こうとしている。(星が流れる)
岸本君は過去の己の誤ちを悔い、幸せだった家庭も破戒し、反省の一途。
私は、心を動かされた次第で御座います。
時から、聖賢の学を学んで自己を修め・身を修め・人を導く世の為・人の為・自己の為の人間に生まれ変わり、社会の良き一員として生きて行きたいとの旨、感激いたし候。
私は彼に一言、尊い孔子の里仁の編の一節を読んだので御座います。
規範となる者
「天を怨まず、人を咎めず。下学して上達す」
これからは、何事があって起ころうとも、日々精進し、苦学に学んで自己確立し、徳を積んで磨こうとぞよと、釈尊の御前にて御誓詞いたしまたので御座います。
彼には未来がある、更生社にも未来がある。
横浜支局長 大塚光晴君と同様、純粋多感な青年に、今ここが、今これが、将来の君達の大きな財産だよと、教示致した次第で御座います。
未来に流れる川の様に淡々と希望の船を漕ぎ(ヨイショ・コラショ・ドコラショ)
「人能く道を弘む。道の人を弘むにあらざるなり」
更生社に今、全国各地の矯正教育施設より更生社を孤独にしてはならない、更生運動を理解し寄り添ってくれる、人々が増えて来ている現状で御座います。
犯罪更生者の定職と、帰住を助力する事業はもう私一人の物ではない、人の力が加わり支援されて動いているので御座います。
孔子曰く「徳ある者は必ず言あり、義を見て為さざるは勇無きなり」
私は少林寺拳法を創始された偉大な思想家 宗 道臣大禅師の真理・啓示を受け
金剛禅総本山少林寺の教儀を常に五常・五術として実践活動をしております。
日本青少年更生社のホームページを御笑覧して戴いている皆様、これからも御支援と御協力があってこそ、私達は人を支えられる卍が湧いて来る事で御座います。
平成二十七年度四月発の御報告と所感をここに申し上げます。
愚生 西山 俊一郞
NPO法人日本青少年更生社の建設途中の一段
会員一同の汗と努力の基礎作り。ここが、管理事務所になるのです。
ひとつ、ひとつ、皆様の御協力を得て、技術修練所 及び 宿舎も建設計画中で御座います。このホームページを20万人の人々が御笑覧して頂いていると聞き、私自身が毎月の原稿作りが楽しみで御座います。何卒、ご支援の程、宜しくお願い致します。
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