合掌
度々、手紙を頂きまして恐縮です。
理事長先生が精力的に活動されている事を拝見し私も活力を頂いて居ります。
私は木村三浩氏のレコンキスタを毎月読んでいます。
5月1日の第444号に掲載されていた記事から抜粋します。
“受刑者との文通、面会の不当制限訴訟で一部勝訴”
という見出しで
本年、昭和52年、日本赤軍、ダッカハイジャッフ事件に関わり、現在岐阜刑務所で服役中の泉水博受刑者らが“知人との文通、面会を不当に制限された”として国に賠償請求を提訴していた件で3月29日岐阜地裁は“刑務所長の裁量権の乱用が認められる”として原告主張を一部認め、国に対して20万円の賠償を命じる判決を下した。
原告によれば、2010年までは問題なく許可された知人との文通、面会が突然不許可になったという、文通、面会は旧監獄法下では基本的に親族しか許されなかったが、新法下では友人、知人までその範囲が拡大された、所が施行後数年も経ず刑務所現場では、業務の効率化を理由に“特段重要ではない文通、面会は認めない”措置が習慣となった、刑務所の明文化された規則では処しきれずに所長や刑務官の裁量にゆだねられる事例が存在する事は致し方ない、しかし、新たに法で許された外部の友人、知人との文通、面会を裁量で禁ずるのは法の意志に逆行するものだろう、刑務所は受刑者の更生を旨とする、いたずらな公権刀濫用による締め付けがその目的に合致するものとは云い難いのではないか、
と、いうものです。私も全く同感です。
又、フィリピン人のアルテミオ、リカルテについて書いてありましたので要約して書きます。
彼はフィリピン独立の闘将であり、戦前、日本に亡命して横浜の山下町で生活していたそうです。
山下公園の一角に彼の記念碑が建っているそうです。
それは、大東亜戦争中日本軍と共にアメリカに対して戦ったからだそうです。彼を称える山下公園のリカルテ記念碑は“財団法人フィリピン協会 岸信介会長”の名で功績を銘記してあるそうです。
理事長先生の処の東日本支局長はフィリピンと横浜に馴染みがあります。アルテミオ リカルテについては私等よりよく知っていると思いますが念のため書きました。
私は従来からTPPについて反対する立場で考えています。何故かといいますと、人間の在り方で最も大切な“食”について余りにも軽卒に捉えているからです。農業は自然に依りむ産高が違います。工業の様に確定性がないのです。あらゆる面で天候に左右されて今まで獲れていたものがゼロになる事が有ります。これでは日本の農業は衰退する一方です。
東京新聞が2013年4月に報じているのは、19の道県が地元の農林水産業への影響を試算した所、千葉県と茨城県では牛乳や乳製品出計を立てている酪農農家が全滅する判定が出ました。
問題は多くありますが、例えば関税です。関税撤廃で日本はアメリカ産業に徹底的に荒らされます。食糧が外交上の武器という考え方から政治戦略に利用し始め莫大な補助金を出して農業支援を行っている事はレーガン政権時代から周知の通りです。たとえば、アメリカ産米が60キロで3000円で市場に出ます。かつてレモンは1個50円でした。それが自由代の結果、サンキストのレモンが1個10円で出廻り日本の出産者は廃業しました。そして競争相手がいなくなるとサンキストは1個100円で売り出したのです。更に国家にとって危険な事は遺伝子組み換え食品の稲の輸入に依り我々の知らない間に当たり前のようにスーパーの店頭に並ぶのです。
厄介な事にアメリカ産遺伝子組み換え食品についてアメリカ側は表示義務を撤廃する方向でいます。
まだまだ危険な事が有り、BSTという成長ホルモン剤を使うことで牛乳や牛肉の取れ高が30%増加するのですが、成長ホルモン剤使用食品はガン発生率高いのです。その為EU圏はBSTを使った食品を全面禁輸しています。
そもそもTPPとは環太平洋経済連携協定の事で之として東南アジアの経済発展途上国のあらゆる貿易を対象にした関税の引き下げ、輸出入の自由代を前是に交渉・合意するものです。この連携の中で主導的立場にあるのがアメリカです。日本を始め各国はアメリカの利益誘導に嵌らない様に交渉することが肝要だと思います。このTPPの恐るべき実態を知り危惧する人達は違憲訴訟の準備を始めました。
つまり、食の安全が保障されないという事は、
憲法二十五条の“健康で文化的な最低限度の生活を営む権利”
に反する事になり、又、ISD条項が(投資家対国家の紛争解決方法はニューヨークの世界銀行で三人の裁判人の下で非公開に行われていてアメリカはこの裁判で負けた事が有りません。)国の行政立法、司法を侵害しています。
私も可能ならばこの起訴の原告に成りたいと思います。
今回はとり止めない事をダラダラと書いて申し訳ありません。それでは先生のご活躍を祈念して失礼申し上げます。
再拝
熊本支局長
西山理事長先生
P,S
山梨の日本航空学園で梅沢翁銅像前での写真ありがとうございました。東日本支局長も元気の様子ですね。
会長から仁友、熊本支局長へ
この様に、互いが、手紙のやり取りをしていく中で、何年もの社会での友人であったかのような、思いです。
日本青少年更生社の、熊本支局長として仁友は、適切な、重要な、今、更生社の位置にいます。
物の捉え方、社会の流れ(世情)、人の気持ち(心情)、苦労深山の中で、勉学された博識で御座いましょう。
更生社には、是非とも居て貰わなければ為らない人物で御座います。また、不思議な事に、日本青少年更生社の、各支局長も、仁友に劣らず、強者たちが活躍しております。
今、東京都知事 桝添 要一 氏 政治資金の問題をテレビにて大騒ぎしております。
私の一言申し上げるならば、なんと東京都、世界の東京たるもの、トップである、知事が歴代ともに不正に関わるましてお金に関わる問題で、世間を騒がしている、事は都民、又は国民を愚弄しているのではないでしょうか。
如何なる事(詭弁)を、本人が言おうと、国民は、都民は、馬鹿ではないでしょう。
日本最高の学府を、トップで卒業した、エリートの人生を語るドラマ、虚実ドラマでしょう。
又、元野球選手、清原 和博は、覚醒剤使用事件と、この最近両名の、日本の凛たる者が、一瞬にして、消えていく…様に思われます。
それぞれの物にも天は、完璧無敵を与えてはくれていなかったのでしょう。
私は、清原君には、野球少年の夢をこれ以上、壊さないでほしい。と願い、清原君に、更生をなさることに、期待をしております。一部の者はテレビの中で、清原君の事を、もう二度と立ち上がれない様な批判をしていましたが、それは更生をしようとしている者に、足枷を履かせるようなものであります。
更生は、幾度も幾度も躓きでも、立ち上がり、更生をしていくものです。そしてそれを支える私達がいるのです。
清原君 頑張ってください。君の為、野球少年の為、迷惑をかけた、人々の為、青い空を見上げ、風を顔に受け、透き通る天空に目指せ。
愚生 西山 俊一郞
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